欧州環境情報
2010年9月1日
Norwegian Hydrogen Forum というNPOにより運営されているサイトで、ノルウェーの水素戦略を広めるために創設された。
2010年6月17日、欧州のRaw Material Initiativeは欧州鉱物資源戦略として、「EUにとって不可欠な原材料(Critical raw materials for the EU)」に関しての報告書を公表した。
報告書によると41鉱種の重要鉱物候補について詳細に分析され、EUにとってクリティカルな14鉱種の以下に示す鉱物資源が選定されている。
- アンチモン
- ベリリウム
- コバルト
- 蛍石
- ガリウム
- ゲルマニウム
- グラファイト
- インジウム
- マグネシウム
- ニオブ
- PGM
- レアアース
- タンタル
- タングステン
英国の環境規制の枠組みとして、環境保全は英国政府の重要課題と位置付け、企業や社会全体が環境に及ぼす影響を軽減するため、世界目標並びに欧州目標を達成できるよう最大限の努力を表明している。
具体的には2050年までに二酸化炭素の排出量を1990年比で60%削減を目標としている。
英国の環境規制の詳細については、以下のサイトで、日本語で紹介されている。
2010年6月2日、欧州議会の「環境、健康、食品安全」委員会で妥協案について投票が行われ、賛成55、反対1、棄権2で採択された。臭素系難燃剤、塩素系難燃剤、塩化ビニル樹脂などを規制対象とする案は否決されたものの新たに附表Wに「ナノ銀」と「ナノチューブ」と追加して対象とする案が浮上してきた。
→参考資料(Nanotechnology Law Blog)
環境委員会票決後、欧州議会、欧州理事会及び欧州委員会の3者による第一読会合意を模索するための時間が必要であるため、RoHS 改訂の本会議投票は10月に延期を決定。9月以降の予定は以下のようになっている。
- 9月10日 非公式の技術会議を開催して協議予定
- 9月16日 理事会でRoHS指令に関して協議
- 10月14日 環境理事会会合
- 10月19日 本会議にて欧州議会修正案を投票
スウェーデンは、1980年3月23日の国民投票で2010年までに12基の原発を段階的原発廃止の方針を打出したものの1991年に「2010年原発廃止方針」を改訂し、「2010年」という明確な時期を設けずに、「寿命がきたら廃炉にしていく」という方針に改めた経緯があったが1997年には、2010年としていた全廃時期の設定は撤廃された。そして、12基の原発の段階的廃 止(既に2基を廃止)を2020年に変更するとともに法案は既存の原発の原子炉10基について、2011年1月以降の更新を認めるもので遂に原子炉の建て替えをスウェーデン議会は承認したこ とになる。