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医療分野における技術ロードマップ(経済産業省「技術戦略マップ2010」より)
医療分野における技術ロードマップ(経済産業省「技術戦略マップ2010」より)
経済産業省では2005年より毎年、NEDO・産業技術総合研究所等の協力のもと、産学官の研究開発投資の戦略的実施の羅針盤となることを目的として,「技術戦略マップ」を策定・公表しています。
その最新版が,2010年6月14日に公表されました。その中には、バイオテクノロジー分野として「創薬・診断」「医療機器」「再生医療」「生物機能活用」など、医工連携に関する内容も含まれていますので,ご紹介します。
注:必ずお読みください
「技術戦略マップ2010」は、経済産業省のコンテンツであり、以下から経済産業省のウェブサイトにリンクします。
閲覧に当たっては、以下の「技術戦略マップの知的財産権について」をご一読いただき、内容に同意の上ご覧ください。
医工ものつくりコモンズ 記事
「医学と工学の”共有地”,『医工ものつくりコモンズ』設立」
わが国の医療機器開発は,基礎医学・基礎工学研究の独自性・先進性では諸外国に先駆けているものの,その成果が医療現場にうまく活かされていないことが多く,この点はかねてより問題視されていましたが、残念ながら今も解決には至っていません。
そこで、医療の最先端で尽力されている医学者,およびものづくりを基盤とする工学各分野の研究者・技術者が共通な基盤で融合できる場として,医学系・工学系の12学協会が参加し,「日本医工ものつくりコモンズ」(代表:国際医療福祉大学・北島政樹学長)が設立されました。
ここでは,去る2009年11月21日(土)に行われました,設立シンポジウムの模様を,数回に分けてご紹介します。工学系,医学系それそれの分野で活躍される方々が,それぞれの立場から現在の医療機器開発の問題点に鋭く迫る,大変興味深い内容です。
医療機器審査 特別インタビュー
「医療機器の申請から承認までを,欧米並みの“14ヶ月”に」
医療機器の分野でも高く評価されている,日本の工業技術力。しかし高い技術力とは裏腹に,“開発から承認までの時間が,欧米に比べて非常に長い”という制度的な要因が,これまで市場競争力向上,国内医療機器産業の育成を妨げる大きな障壁となっています。
こうした問題について,医療機器の審査にあたる「独立行政法人 医薬品医療機器総合機構」(PMDA)および厚生労働省は,医療機器審査をかつての2年近くから,“欧米並みの14ヶ月”に短縮する取り組みに乗り出しています。
ここでは,工学系のエンジニアとして同機構で審査に携わり,自身も人工心臓研究のエキスパートであるPMDAの山根隆志氏に,医療機器審査の現状と,審査機関短縮の新しい取り組みについてお話をうかがいました。
(企画協力:医工ものつくりコモンズ,医工連携推進機構)