企業
- 治療機器よりもリスクの少ない検査機器がメイン
- リスクの大きな治療器開発のために、国から大きな研究費をもらっておきながら、いざ実用化となるとさっさと逃げる企業がある。
- 現場の人はそうでもないが、企業の上層部などでは、これまでいろいろな人が開発に関わっているにも関わらず、「自分たちの会社だけで開発した」と錯覚してしまう人がいる。
- 海外の医療機関と組みたがる企業が多い。
- 新たに参入しようとすると、研究機関が見つけにくかったり、テーマが見つけにくいことがある。そのため、「医師なら誰でもいいや」という考えで参入して、的外れなものを開発してしまうケースがある。
- 医療機器開発には治験などでお金と時間がかかる。そうした状況をよく理解せずに参入し、「こんなはずじゃなかった」というケースもある。
厚生労働省
- 許認可の問題。現在は医薬品・医療機器を総合して見ているが、まだまだ医薬品中心で、医療機器の特性を理解している人が少ない。
経済産業省
- 地道にやってきた企業,実績をあげた企業,リスクの高い分野に参入する企業のことを考えて,お金を分配しないといけない。儲かっていて自己資金でも充分に研究可能な大企業にばかり分配してしまうのでは、意味がない。
特許庁
- あまり内容を理解せず、“似て非なるもの”を引用してきたり、「専門家なら誰でも思いつく」と安易に切り捨てたりする。
- 国策を考えていない。医療機器分野で日本が費用をかけ、この分野で国際競争力をつけようとがんばっているときに、ネガティブな対応に終始するのはいかがなものか。
文科省
- 基礎偏重なのはやむをえないが、今の成果主義ではいいものは出てこない。